糖尿病の症例6 AHCL療法の導入により血糖コントロールを改善した20歳女性の症例

AHCL療法の導入により血糖コントロールを改善した20歳女性の症例

症例のポイント

• 他府県から明石市へ転居に伴い、当院を紹介受診
• 前医よりAHCL療法の導入を提案されていた
• 来院時のHbA1c8.2%、随時血糖値278mg/dlと高値
• Cペプチド0.04ng/ml未満とインスリン分泌低下を確認
• AHCL療法とカーボカウント法を導入
• HbA1c6.5%、随時血糖値76mg/dlと良好な血糖コントロールを維持

患者プロフィール

20歳女性。1型糖尿病の診断を受けており、明石市への転居に伴い、前医からAHCL療法の導入を勧められ当院を受診。

受診時の状態

• 主訴：血糖コントロールの改善とAHCL療法導入の相談
• 血糖データ：
  • HbA1c：8.2%
  • 随時血糖値：278mg/dl
  • Cペプチド：0.04ng/ml未満（インスリン分泌低下）
• 診断：1型糖尿病、インスリン分泌低下

治療方針

1. AHCL療法
2. 管理栄養士によるカーボカウント法の指導を実施
3. 糖質摂取量を把握し、血糖コントロールを安定化

治療経過

• 初期：AHCL療法を導入し、血糖値の推移を確認
• 中期：カーボカウント法を併用し、低血糖を回避しながらコントロールを実施
• 現在：HbA1c6.5%、随時血糖値76mg/dlと良好なコントロールを維持

現在の状態と今後の管理

• 今後も定期的なフォローを行い、安定した血糖コントロールを維持
• 低血糖リスクのない状態を維持し、AHCL療法を継続

糖尿病内科