糖尿病の症例7 抗精神病薬の変更と内服治療で血糖コントロールを改善した36歳男性の症例

抗精神病薬の変更と内服治療で血糖コントロールを改善した36歳男性の症例

症例のポイント

• 抗精神病の影響と思われる体重増加と血糖コントロール悪化
• 来院時のHbA1c7.6%、随時血糖値264mg/dlと高値
• 精神科主治医と連携し、抗精神病薬の変更を実施
• 糖尿病に対して内服薬治療を開始
• 徐々に減量し、血糖コントロールも改善
• 現在は糖尿病の治療薬をすべて中止
• 半年に1回のフォローで良好な状態を維持

患者プロフィール

36歳男性。精神科に通院歴があり、抗精神病薬の影響により体重が増加し、血糖コントロールが悪化。精神科主治医の指示により当院を受診。

受診時の状態

• 主訴：体重増加と血糖値の上昇
• 血糖データ：
  • HbA1c：7.6%
  • 随時血糖値：264mg/dl
• 診断：血糖コントロール不良、体重増加

治療方針

1. 精神科主治医と連携し抗精神病薬を変更
2. 糖尿病に対して内服薬治療を開始
3. 体重管理を行いながら血糖コントロールを改善

治療経過

• 初期：抗精神病薬の変更と糖尿病治療薬を開始
• 中期：減量が進み、血糖コントロールの改善を確認
• 現在：糖尿病治療薬をすべて中止し、半年に1回のフォローで安定した状態を維持

現在の状態と今後の管理

• 現在は薬剤なしで良好な血糖値を維持
• 糖尿病の増悪がないか、半年に1回のフォローを継続

糖尿病内科