はじめまして。いまふじ内科クリニックの管理栄養士Kです。当クリニックでは、6月より栄養相談がスタートしております。患者様の病態に応じた食事療法や食事内容の相談について、個別にお話を伺う空間をご用意させていただいております。

私が栄養指導の際、最も大切にしていることは、「継続できる」「習慣化できる」ことです。食事は病気の予防や治療に大きく関係するため、日々の積み重ねがとても大切です。しかし患者様には長年培った食習慣や嗜好があり、生活の背景もそれぞれ異なるため、食事で改善できるポイントも人により大きく異なります。初めてお会いする患者様には食習慣や嗜好、生活パターンを詳しくお伺いし、どうすれば病状に適した食事に近づけられるかを一緒に考えていきます。その上で、身体計測や血液検査の結果なども参考にしながら、栄養バランスを整えるためのポイントや目安量、外食やお惣菜の選び方、嗜好品のとり方など患者様が実行できそうな事から提案するようにしています。

「このくらいなら私にもできるかもしれない」と思っていただけるような、無理のない指導を心がけております。また糖尿病の食事についてより深く学びたい方のために、日本糖尿病学会監修による「食品交換表」を用いたり、インスリン療法中の方には食事中の糖質量を把握する「カーボカウント」を用いた指導も行っています。食事は毎日の事なので、小さな一歩でも長い目で見ると大きな成果に繋がります。患者様においしい物・好きな物を長く食べていただきたい、5年後10年後も健康でいられるお手伝いができればと思っております。ぜひお気軽に栄養指導を受けてみませんか。食事を作るご家族や栄養指導に興味がある方のご同席も大歓迎です。心よりお待ちしております。